山梨県農業用廃プラスチック処理センターの概要

目的

本県施設園芸の発展と農村環境の保全を図るため、ハウス栽培等の施設園芸に伴う、農家等から排出される使用済み廃プラスチックの円滑な収集及び適切な処理を行う。

設立からの経緯

施設園芸の発展に伴い、使用済み農業用プラスチックが増加し、その処理が問題となる中、廃プラスチック類も産業廃棄物と定められ、農業用廃プラスチックの広域的な処理体制の確立が強く要請された。

このため、県、関係市町村、農業団体が協議し、昭和49年に「株式会社山梨県園芸用プラスチック変成センター」を設立し、県内の農業用廃プラスチックの一元集荷と溶融固化方式による再生処理を開始したが、再生処理技術や製品の強度等の問題などにより、昭和51年8月31日に解散した。

しかし、農業用廃プラスチックの排出者は、零細かつ不特定多数の農家で、個々の農家が適正に処理することは困難であり、この問題を放置した場合、社会的環境公害の発生は必然的であるとし、公害防止の観点から、より広域的な立場に立って収集処理にあたると同時に、未確定であったプラスチック廃棄物処理技術の研究開発を推進するため、昭和51年11月1日に県、市町村、農業団体が協力して、「社団法人山梨県農業用廃プラスチック処理センター」を設立し、株式会社山梨県園芸用プラスチック処理センターの施設資産を買い取り、使用済み廃プラスチックの収集・処理・加工を行ってきた。

その後、公益法人制度改革により、平成25年4月1日から「公益社団法人山梨県農業用廃プラスチック処理センター」として再出発した。

概要

設立 平成25年4月1日
所在地 南アルプス市高田新田字川東33-1
施設

総敷地面積4,145平米

管理棟1棟、工場2棟、建物計1,249平米

業務

農業用廃プラスチックの収集及び再分別処理

農業用廃プラスチック処理の情報収集

会員

26会員(県、14市町村、3農協連合会、8農協)

山梨県、甲府市、甲州市、山梨市、韮崎市、南アルプス市、甲斐市、笛吹市、北杜市、中央市、昭和町、市川三郷町、富士河口湖町、道志村、鳴沢村、JA全農山梨県本部、JA山梨信連、JA全共連山梨県本部、JA南アルプス市、JAフルーツ山梨、JAふえふき、JA梨北、JA北富士、JA鳴沢村、JAクレイン(道志・豊茂)、JA山梨みらい

基金造成額

31,305千円

(県15,000千円、市町村11,796円、農業団体2,500千円、その他2,009千円)

組織機構

【役員】理事長1名、副理事長1名、常務理事1名、理事11名、監事2名

【管理部門】管理部長1名(全農から出向)、臨時職員1名

【業務部門】正規職員1名

決算報告書

PAGE TOP